困ったことや、悩むことがあったら、早くそこから抜け出したいと思うでしょう。
しかし、今漠然と何かが怖いので、その怖い正体が見えていません。
人間誰しも、怖い正体を見たくないところはあるので、そこから目を背けて逃げ出したいと思うのですが、しかし、そうなると具体的な行動が見えなくなる。
ただ逃げる、ということでは問題が解決しないので、また同じことが起こる可能性もある。
なので、ここはいったん、最悪の事態を想定します。
それで最悪、どうなるのか?
いろいろ困ることがあるでしょうが、その悪いことが引き起こすことを考えてみる。
考えてみて、書き出してみましょう。
そうなったらどうなるか。
書き出し終わったら、それを眺めて、もしそうなったら、それは受けいれよう、と覚悟を決めます。
この覚悟が大事です。というのも、そこで脳にスイッチを入れるためです。
これは良し受けいれよう、と自分で自分に言ってください。
そのとき、脳にスイッチが入ります。そして同時にすぐ活動を開始します。
「では、こうならないために、何かできることはないのか?」
新しい紙を出して、最低10個書き出しましょう。
人に相談する、というのであれば、誰に相談するかも考えましょう。
とにかく大事なことは、「行動する」のです。
脳は、ピンチを解決するために、行動するために、フルに活動します。
10個以上書き出せるのなら、どんどん書き出してください。書き出せるということは、すでに脳が動き始めているから、書き出せるのです。
続いて、この中で、まずできることを考えます。
順番をつけましょう。
良く、ここで大事なことから、という話が出ますが、大事なことは、なかなか動き出せないことが多いのです。まずすぐできることから始めます。
メールやラインで、人と会う約束をする、でも良いでしょう。
実家に帰る電車の予約をしてもよいかもしれません。
すぐ帰れるな、と思ったら帰っても良いのです。
とにかくすぐ行動します。
そうすると、そこで実績が出来ますから、脳は次のことに動いていきます。
次に何をやるか、段々見えてくるかも知れません。
この時点で、起こる最悪のことを書いた紙は破って捨ててください。
これもまた、脳に刺激を与えるので、さらに活動が活発化します。
あとは、この「できることリスト」にしたがって、活動をしていくと、「できることリスト」が自然に増えていきます。
脳が活動しているので、ここに集中すると、ペンが動くでしょう。
大事なポイントは
1)脳にスイッチを入れる
2)できることを書き出して、簡単なことから始める
3)できることリストを増やす
脳にスイッチをいれるために、起こる最悪の状況を予想し、受けいれ、そして、それが起きないために何をするかを考え、最悪の状況を書いた紙を破り捨てるのです。
これが陽転のメカニズムです。
で、達人達は、こんなことをすべて脳でやってしまうので、すぐに気持ちがポジティブに変わります。
ただ、最初のうちは、そうでもなかったはずなので、やはりそれなりに自分で解決方法を考えているうちに、だんだん練れてきて、即座に変わる方法を身につけたのでしょう。
脳にスイッチを入れる方法はいろいろありますが、脳が活動を開始すれば、それなりにいろいろなことができることがわかるので、あとはあなたの力を引き出しましょう。
実はあなたには凄い力が潜んでいるのがわかるでしょう。
これが潜在能力なのです。