実際に、いろいろな悩みがあるわけですが、しかし、本当のところ、何が苦しいのか、何が問題なのか、わからずに苦しんでいる場合もあります。
ですから、自分は今、何が苦しいのか、一度文章にしてみると良いのです。
箇条書きで構いませんが、大事なことは、紙に書くということ。
これをパソコンで打っても、ある意味同じな部分があるのですが、どうも、脳は自筆する方の反応の方が良い、ようです。
この原因を推察するに、光の問題ではないか、という研究者がいます。
デジタルのデバイスは、そのほとんどが自分で光を放射していますから、人間の目は放射光を見ています。
一方、紙に書く場合は、放射光ではなく、反射光で見ていますから、そちらの方が人間にとって自然なのです。
古代で、放射光は太陽しかなかったわけで、太陽に向かって何か考えられるか?というと、まぶしくてそんなことはできない。
つまり、脳は放射光には、あまり反応しない。しかし、反射光にはこれまでも長い間、反応しているので、だからプラスになるというのです。
まあ、一理ある仮説だとは思います。
で、結果を得るために、紙に書いてみましょう。
これはいろいろなときに使えます。
例えば、必要な行動を考えるとき、これも紙に書き出していく。
数に制限をかけず、何でも書くのです。
この何でも書く、ということは、脳を働かせる一番の行動です。そうすると、脳はいろいろ振り絞ります。
そして、しばらく置いて、もう一度その紙を読んで見ると、自分の考えが整理されていることに気が付きます。
何が問題なのか、何に苦しんでいるのか。
あとはそれをどう解決するかですから、今度もまた紙に書き出してみてください。
つねに紙に書き出す癖をつけていると、どんどん頭の中が整理されてきて、自分が何をやるべきか、次の行動もはっきり見えてきます。
見えたら、躊躇なく行動しましょう。